桐生青年会議所紹介

Ⅰ.はじめに
この度会員の皆様から励ましをいただき、2023年度桐生青年会議所 第67代理事長に立候補することを決意いたしました。立候補にあたりここに所信を述べさせていただきます。
戦後焼け野原に産声をあげた青年会議所、明るい豊かな社会を築く為に70年以上の時を揺るぎない思いのもと走り続けています。
桐生青年会議所は1956年の設立以来“青年は力である”の設立趣意書にある理念のもと、修練の場として多くの仲間と共に汗を流し経験し、得た知識を地域社会の為に発信し続けてきた事で地域社会から求められる存在となっています。
揺るぎない一つの思いに向かうことを組織構築の基本とし、事業構築では常に最善であるかを問い続け、発信される事業が正確かつ、繊細精密に構築できる事が桐生青年会議所たる所以であり、先輩諸兄から受け継がれる伝統であります。桐生青年会議所会員が桐生青年会議所らしい事業の構築を出来るのは青年会議所活動の全てが人と人との関わり方を学ぶ場であり、互いの理解や意思の尊重が活発な議論を生む初爆となることを理解しているからだと考えます。
互いの理解は会員同士にとどまらず、大切な家族、自身の会社内、ひいては地域社会の人たちから理解を得られる人材へと成長し、自身の活動や運動への理解は共感となり地域社会から求められる存在になれると考えます。
しかしながらメンバーの減少も否定は出来ず、今後の活動は今まで以上に選択肢が減ることになります。自身の成長は地域社会の為、そして地域から求められる存在であるならば会員拡大は運動に対する地域社会からの最大の理解と捉え、会員拡大も必ず必要です。
会員資質の向上が素晴らしい事業を生み、事業は地域から必要とされ、必要とされる魅力ある組織として会員の拡大が進みます。机上の空論ではなく実現する為にまた最善がなにかを考えていきます。
戦後の焼け野原以来の混乱とも思える社会状況であろう昨今、しかし焼け野原から世界のトップレベルへ駆け上がった日本人、常にその中核を担ってきた青年会議所会員は70年以上変わらない思いを貫き、紡いできた伝統は誇りであり原動力である。2020年から続くこの混乱を切り開くのは我々青年会議所であり、この地域を切り開くのは桐生青年会議所であると全会員が強い意志を持ち、意志は創造力となり、この地域をより良いものへと変えることができると確信します。
Ⅱ.基本的な考え
1.自身の成長は地域社会の為
時間の流れは速く、特にこの2年で在宅でも仕事が出来、買い物も教育も衣食住のほとんどが外に出ることなく済まされてしまうデジタル化が急速に進んでいます。デジタル化は時間的または場所の融通から、大切な時間の使い方に格段のパフォーマンスを発揮してくれることでしょう。一方アナログ面では人と人とが相対して直接目と目を合わせ、相手の感情を表情や体現から感じ取ることが出来る意見交換で、口頭とは裏腹な隠れた感情を読み取り意思疎通がはかれることがアナログの良さと考えます。双方の良さを知っているのは我々世代であり、取り入れることで今後の桐生青年会議所の活動に影響すると考えます。
青年会議所の真髄と言える会議の場でのプレゼンテーション、さらに会議に臨む為の会員との意見交換はどのように他者の理解を得るのかを学べる場です。人は常に自己表現として自身をプレゼンテーションしながら生活をしています。ビジネスの場ではもちろんのことプライベートの場でも、家族にも友人にも意思疎通の為の行動全てがプレゼンテーションです。
三信条の“奉仕、修練、友情”の友情は、広く“人と人との関わり合い”の意味であると考えます。他業種、他地域、幅広い年齢層、様々な役職とさらに広い多様な人との出会いが青年会議所の強みであり、その全ての人から様々な場面、場合、場所それぞれで理解を得るにはどうするべきかを常に学ぶこと、情報収集の為に走り回ることが修練であり、それこそが人の成長の糧となり、地域社会に求められる人材として成長出来ると考えます。
1.地域資源の再認識と活用
このまちの資源をこのまちに住む我々が知らずして、意識せずして他地域の人々に知ってもらうことが出来るでしょうか。今我々の傍らにある故郷、自然、産業、人、全てが先人たちの築いてきた積み重ねの賜物であり、現代を生きる我々にはかけがえのない財産です。歴史を知るからこそ新しいものを積み重ね進化していくものです。豊かな自然と人の生活とが密接で、産業の最先端を駆け抜けたこの地域には誇り高い文化の香りが息づいています。絹産業をとってみても、1企業依存ではなく、地域全体で協働することで大きく発展を遂げたことが伺えます。この地域の人々は人と人とが互いに尊重することの大切さを、発展した街並みや人、音等、五感で感じ取っていたはずです。しかしながら消滅可能性都市に列挙され、人口減少は留まるところを知らず、高齢化の一途をたどっています。今一度、絶えず人流があった、日本の経済を牽引していたと言っても過言ではないこの地域の歴史と文化を改めて学び、急速に進んだ現代社会との融合をはかることで新たな価値の創造と、人々の協働こそこのまちの明るい未来を築く大きな力であると再認識する必要があると考えます。
1.組織の魅力はにじみ出るもの
魅力的な組織は人を自然と惹きつけ集まるものですが、それは自分達の発信力があってこそです。青年会議所の三信条は“奉仕、修練、友情”そのどれを抽出しても、まずは青年会議所の活動を会員として楽しむことが大前提だと考えています。楽しい活動とはなにか、今一度原点に戻り再認識することが必要です。特に2020年から続く混乱の中では、人と人との接触を最小限にせざるを得ない状況の中、青年会議所活動より仕事を優先せざるを得ないこともあるでしょう。しかし大戦の焼け野原からの復活を遂げた日本人、さらに青年会議所会員の我々には、戦後を駆け抜けた先人たちと同じ意志が今尚息づき、常に前進していく体力があります。仲間と共に汗を流し、最善を追い求め構築した事業を終えた時に聞こえる喝采は、何よりも自身の誇りとなり、成長の実感はさらなる成長を求め、期待感は楽しさそのものであると考えます。“楽しむ”と“楽をする”を履き違えず、修練の先の楽しさを仲間と共有すること、その結束力と行動力は自然に発信力となって青年会議所の外へ伝播すると考えます。
Ⅲ.おわりに
2014年の入会以来、出会った仲間、共に過ごした時間、その中で得た知識や考え方は自分の人生にはっきりとした道の描き方を教えてくれたと感じています。また様々な役職を経験させていただいたことで、組織の大切さ、それが社会の成り立ちであることを改めて体感することが出来、広義の利己主義という考え方をはっきりさせることが出来ました。家族の幸せ、友人の幸せ、延いては地域社会の幸せこそが自身の幸せであるということ。さらにはこの地域のより良い未来が自身の幸せとなるのであれば、その為に自身の成長を止めることなく、常に修練の場に身を置くことが必要ではないでしょうか。限りある大切な時間の中で、青年会議所を修練の場として選び、得た経験は人生を豊かにし、同じ目標に向かって共に切磋琢磨した仲間とは強い絆が生まれ、地域社会の為に発信することで地域から求められる存在となる。
桐生青年会議所の理事長という重責を担うには、甚だ若輩者ではありますが、先輩諸兄並びに会員の皆さまのご協力を賜り、微力ながら全力で邁進してまいります。
桐生青年会議所組織図
2023年度(一社)桐生青年会議所組織図(PDF) (2023-01-01 ・ 146KB) |
賛助会員・顧問
株式会社矢野
みどり市笠懸町久宮115 TEL:0277(77)7311
桐生信用金庫
桐生市錦町2-15-21 TEL:0277(44)8181
< 顧 問 >
荒木 恵司 桐生市長
桐生市織姫町1-1 TEL:0277(46)1111
須藤 昭男 みどり市長
みどり市笠懸町鹿2952 TEL:0277(76)2111
籾山 和久 商工会議所会頭
桐生市錦町3-1-25 TEL:0277(45)1201
法人概要
団 体 名 | 一般社団法人桐生青年会議所 |
所 在 地 | 〒376-0035 群馬県桐生市仲町2-9-36 桐生倶楽部内 |
電 話 番 号 | 0277-46-3777 |
FAX番号 | 0277-46-3776 |
代 表 者 | 理事長 丹羽 律人 |
設立年月日 | 昭和31年8月6日 設立総会 |
一般社団法人桐生青年会議所 定款
一般社団法人桐生青年会議所 定款 (2016-07-25 ・ 351KB) |
貸借対照表
貸借対照表2019年12月31日現在 (2019-01-01 ・ 59KB) |
貸借対照表2018年12月31日現在 (2019-01-01 ・ 53KB) |
貸借対照表2017年12月31日現在 (2018-01-01 ・ 50KB) |
貸借対照表2016年12月31日現在 (2017-01-01 ・ 50KB) |
貸借対照表2015年12月31日現在 (2016-01-01 ・ 52KB) |
貸借対照表2014年12月31日現在 (2015-01-01 ・ 54KB) |
貸借対照表2013年12月31日現在 (2013-01-20 ・ 197KB) |
貸借対照表2012年12月31日現在 (2014-01-01 ・ 59KB) |
貸借対照表2011年12月31日現在 (2014-01-01 ・ 59KB) |